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山手樹一郎氏の本のご案内

山手樹一郎 遠山の金さん

上巻
短編22編、長編2編の連作が書き続けられた山手樹一郎「遠山の金さん」を全3巻に収録。後に北町奉行となった遠山金四郎の若き頃という設定で描かれた捕物帖の連作集である。
第1巻には昭和22年から25年にかけて執筆された、家出桜、賭碁、万年青の秘密、女難、拗ね小町、金さん二人、所帯の金、生き霊に追われる男、柳原心中、真夏の夜の夢、毒の花の短編11編を収録する。約30年ぶりの刊行となる痛快捕物小説、待望の復刊。

     

山手樹一郎 遠山の金さん

下巻
本巻には昭和25年から26年にかけて「金さん捕物帖」として執筆された、地獄屋敷、のろわれた花嫁、恋占い、除夜の鐘、十八娘のなぞ、長崎の娘、愛情の青あざ、小梅のねこ屋敷、愛の黄八丈、恋の女ぎつねの短編10編と、昭和29年に発表された夜鷹を収録する。また、付録として「遠山の金さん」の連作の原型である「売出し遠山桜」(昭和15年)を掲載。

     

山手樹一郎 江戸ざくら・金四郎桜


山手樹一郎「遠山金四郎作品集」第3巻。
「金さん捕物帖」の続編として昭和30年~33年に執筆された、長編連作「江戸ざくら」および「金四郎桜」の2編を収録。
父、遠山景晋の帰府を巡り何度も命を狙われる金さん、謎解きに加えて、誘拐されたお玉を救う金さんなど活劇シーンも豊富。女軽業師のお駒など多彩な脇役を配置して展開される波乱万丈の物語。明朗快活な「山手調」の魅力あふれる痛快時代小説。

     

山手樹一郎 鉄火奉行


山手樹一郎「遠山金四郎作品集」第4巻。
毎日新聞夕刊に昭和28年より約半年間連載された、遠山金四郎が北町奉行となった後を舞台とする物語。
主人公は笠井平三郎の息子の小平太という設定で、福井町の重五郎親分も登場し、遠山の金さん(上・下)の舞台を引き継ぐ内容となっている。
毎日新聞連載時の清水三重三氏による挿絵187点をもれなく掲載。

     

山手樹一郎 ぼんくら与力


著者が終戦直後の昭和20年9月に執筆を始めた新聞小説「明治元年」に、大幅な加筆を行い「ぼんくら与力捕物帖」として刊行した作品。その後改題されて「ぼんくら与力」となった。
敗戦と明治維新を重ね合わせ、急変する世相を描いた時代小説の側面を持つ作品でもある。

     


既刊図書一覧(著者名順)

◎印は複数巻で構成
浪花の源蔵召捕記事全集 ◎有明夏夫
宝引の辰 捕者帳 ◎泡坂妻夫
亜智一郎の恐慌泡坂妻夫
新吉捕物帳大倉燁子
増補改訂 紅独楽銀平捕物帖大林清
駒形堂の藤吉親分捕物話岡田鯱彦
幻の義賊大佛次郎
新吾十番勝負 ◎川口松太郎
新吾二十番勝負 ◎川口松太郎
新吾番外勝負川口松太郎
花牧竜之介捕物帖 ◎北園孝吉
稲妻左近捕物帖 ◎九鬼紫郎
浜野晋介捕物控楠田稔
柳生石舟齋 ◎五味康祐
まん姫様捕物控五味康祐
見習い同心獄門帳早乙女貢
刺青源八捕物控佐賀潜
江戸黒絵図 ◎佐賀潜
佐賀潜捕物帖佐賀潜
浅香主水捕物帖 ◎佐々木杜太郎
同心暁蘭之介笹沢左保
新大岡政談笹沢左保
河内山宗俊懐中思案 ◎島田一男
開化探偵帳島田一男
江戸上方同心双六島田一男
振袖小姓捕物控 ◎島本春雄
若さま侍捕物手帖 ◎城昌幸
小説 捕物にっぽん志白井喬二
新五捕物帳陣出達朗
千両文七捕物帳 ◎高木彬光
捕物帖もどき・チャンバラもどき都筑道夫
角田喜久雄捕物小説集 ◎角田喜久雄
一ツ目小僧捕物ざんげ ◎戸川貞雄
三味線鯉登永瀬三吾
七之助捕物帖 ◎納言恭平
江戸御用帳南條範夫
お役者文三 江戸捕物帳額田六福
お役者文三 捕物道中双六額田六福
鏡屋おかく捕物帖土師清二
長谷川伸捕物小説集長谷川伸
江戸と上総の男長谷川伸
半ちく半助捕物ばなし古山高麗雄
瓢庵先生捕物帖 ◎水谷準
清吉捕物帖 ◎三好一光
加田三七叢書 ◎村上元三
遠山の金さん ◎山手樹一郎
江戸ざくら・金四郎桜山手樹一郎
鉄火奉行山手樹一郎
ぼんくら与力山手樹一郎
始末屋卯三郎暗闇草紙結城昌治
朝顔金太捕物帳横溝正史
左門捕物帳・鷺十郎捕物帳横溝正史
不知火捕物双紙横溝正史
江戸の影法師渡辺啓助
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