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九鬼紫郎 稲妻左近捕物帖

第一巻 花火車
昭和20年代の捕物小説全盛期の定番捕物帳の一つでありながら、著作権継承者が不明のために刊行されてこなかった稲妻左近捕物帖を全6巻で復刊。
第一巻には、昭和17年に金鈴社より刊行された「花火車」の収録作、消えた藤娘、京伝、蛇侍、花火車、能面譜、二人源三郎、踊りの師匠の7編と、昭和23年に発表された変化花嫁、幽霊妻、江戸橋小町の3編、計10編を掲載。

     

九鬼紫郎 稲妻左近捕物帖

第二巻 女殺し定九郎
高い評価がありながらも埋もれていた稲妻左近捕物帖を、文化庁の裁定制度を活用して全6巻で復刊。
第二巻には、昭和27年に同光社磯部書房より刊行された「稲妻左近捕物帖」の収録作、耽奇異食会、阿蘭陀医者、狐証文、法術合戦、謎とき美人、女殺し定九郞、宙に浮く女、江の島詣り、変貌伝に、昭和24~25年に発表されたお花狐、中編の悪霊伝を加えた合計12編を掲載。

     

九鬼紫郎 稲妻左近捕物帖

第三巻 風流合戦
埼玉新聞などに、昭和27年から翌年にかけて約半年間連載された稲妻左近捕物帖14編を70年ぶりに初の単行本化。第三巻では秋祭一夜妻、狂い猫、杵屋お力、面影草紙、怪人形、謎の能面、風流合戦、蛇侍、二人伊太郎、変幻絵師、藤娘、虚無僧問答、暗号猫の13編を収録。
なお、杵屋お力、面影草紙、謎の能面、蛇侍、藤娘は第一巻「花火車」の収録作品を改稿した作品です。

     

九鬼紫郎 稲妻左近捕物帖

第四巻 黒手組変化
昭和27年に内外タイムスに連載された中編の黒手組変化、昭和28年に埼玉新聞に連載された「隠密秘図」の他、お部屋様紛失、死神の死、河内屋お若、悲恋山流し、跡取り合戦、神変からくり花、夢売り男、人消し呪符、下手人昇天、人斬り猿の12編を収録。

     

九鬼紫郎 稲妻左近捕物帖

第五巻 隠し小判
稲妻左近捕物帖第五巻には、捕物小説全盛期の昭和25~29年に発表された、金魚と指と髭、笑う死骸、恋慕姫君、吉野太夫の蟹、怪奇刺青師、血を吸う女、鬼火は燃える、狂言作者、隱し小判、魔鏡、人魂蛍、華陀の秘法と、単行本未収録の吉五郎の恋の13編を収録。

     

九鬼紫郎 稲妻左近捕物帖

第六巻 蝮屋敷の女
戦後の捕物小説全盛期の定番捕物帳の一つでありながら、著作権継承者不明のために長らく刊行されてこなかった稲妻左近捕物帖、文化庁の裁定制度を利用し、ここに完結。
第六巻には、湯島の捕物、幽霊首、女行者の死、鶯ころし、謎とき猫、おらんだ・わたる、千両花火、人喰い樹、安珍の鐘、蝮屋敷の女、石を投げる、空を飛ぶ男、怪盗二人組、天の裁き、二匹の猫の15編を収録。末國善己氏による解説つき。

     


既刊図書一覧(著者名順)

◎印は複数巻で構成
浪花の源蔵召捕記事全集 ◎有明夏夫
宝引の辰 捕者帳 ◎泡坂妻夫
亜智一郎の恐慌泡坂妻夫
新吉捕物帳大倉燁子
増補改訂 紅独楽銀平捕物帖大林清
駒形堂の藤吉親分捕物話岡田鯱彦
幻の義賊大佛次郎
新吾十番勝負 ◎川口松太郎
新吾二十番勝負 ◎川口松太郎
新吾番外勝負川口松太郎
花牧竜之介捕物帖 ◎北園孝吉
稲妻左近捕物帖 ◎九鬼紫郎
浜野晋介捕物控楠田稔
柳生石舟齋 ◎五味康祐
まん姫様捕物控五味康祐
見習い同心獄門帳早乙女貢
刺青源八捕物控佐賀潜
江戸黒絵図 ◎佐賀潜
佐賀潜捕物帖佐賀潜
浅香主水捕物帖 ◎佐々木杜太郎
同心暁蘭之介笹沢左保
新大岡政談笹沢左保
河内山宗俊懐中思案 ◎島田一男
開化探偵帳島田一男
江戸上方同心双六島田一男
振袖小姓捕物控 ◎島本春雄
若さま侍捕物手帖 ◎城昌幸
小説 捕物にっぽん志白井喬二
新五捕物帳陣出達朗
千両文七捕物帳 ◎高木彬光
捕物帖もどき・チャンバラもどき都筑道夫
角田喜久雄捕物小説集 ◎角田喜久雄
一ツ目小僧捕物ざんげ ◎戸川貞雄
三味線鯉登永瀬三吾
七之助捕物帖 ◎納言恭平
江戸御用帳南條範夫
お役者文三 江戸捕物帳額田六福
お役者文三 捕物道中双六額田六福
鏡屋おかく捕物帖土師清二
長谷川伸捕物小説集長谷川伸
江戸と上総の男長谷川伸
半ちく半助捕物ばなし古山高麗雄
瓢庵先生捕物帖 ◎水谷準
清吉捕物帖 ◎三好一光
加田三七叢書 ◎村上元三
遠山の金さん ◎山手樹一郎
江戸ざくら・金四郎桜山手樹一郎
鉄火奉行山手樹一郎
ぼんくら与力山手樹一郎
始末屋卯三郎暗闇草紙結城昌治
朝顔金太捕物帳横溝正史
左門捕物帳・鷺十郎捕物帳横溝正史
不知火捕物双紙横溝正史
江戸の影法師渡辺啓助
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