長谷川伸 長谷川伸捕物小説集 | 2021年5月20日
| 大正、昭和期の代表的な大衆小説作家、長谷川伸。新鷹会を主催し後進の育成にも尽力。門下生には山手樹一郎、村上元三、平岩弓枝、池波正太郎、西村京太郎などがいる。 本書には昭和27年刊「七つの捕り物」(東方社)収録の「地さがし九八」「投げ火の伝兵衛」など大岡裁きの7編など12編と、昭和18年に単行本が刊行された「捕物おかめの面」を収録。 | |
| 長谷川伸 江戸と上総の男 | 2023年2月20日
| 明治八年、司法省の未決監より三人の未決囚が脱獄した。それを追う警視庁の探偵と逃走する犯人たちを描いた長編警察小説。 設立後間もない警視庁や当時の警察制度が描かれるととともに、脱獄犯が逃走中に次第に兇悪化し、冷酷、残忍、かつ卑劣な人間となっていく描写が秀逸な作品。新鷹会の門下生であった村上元三氏をして「著者の代表作の一つとして残るであろう」と言わしめた傑作。 | |
|