横溝正史氏の本のご案内
横溝正史  朝顔金太捕物帳
2019年9月20日
太平洋戦争末期の昭和19年より14編が執筆された朝顔金太捕物帳は、これまで数編が単行本に収録されたが、全編をまとめた本は70余年間刊行されてこなかった。
謎のかぞえ唄、相撲の仇討、通し矢秘文、黄昏長屋、消える虚無僧、珠数を追う影、狐医者、からくり駕、腰元忠義、影右衛門、お時計献上、お高祖頭巾、雪の夜話、孟宗竹の、朝顔金太捕物帳全14編を、初出誌の中一弥、渡部菊二氏の挿絵入りで完全収録。
       
横溝正史  左門捕物帳・鷺十郎捕物帳
2019年10月25日
横溝正史著の単行本未収録の捕物小説12編を収録。左門捕物帳7編と鷺十郎捕物帳5編を初出時の挿絵入りで完全収録した初の集成。
人形佐七とは一味異なるユーモラスな作風の横溝正史の異色捕物小説。細谷正充氏による解説付き。
       
横溝正史  不知火捕物双紙
2019年11月25日
横溝正史が最初に連載した捕物小説、「不知火捕物双紙」8編を初出時の挿絵入りで完全収録した初の集成。併せてその関連作品である紫甚左捕物帳、南無三甚内も収録。
横溝正史の代表的な捕物小説である「人形佐七捕物帳」に先立って、昭和12年に月刊誌「講談雑誌」に執筆された不知火捕物双紙、さらに戦時期に単行本として刊行された「紫甚左捕物帳」2編、「南無三甚内」4編を収録。横溝正史研究家の浜田知明氏の解説付き。