大倉燁子氏の本のご案内
大倉燁子  新吉捕物帳
2020年10月20日
戦前から戦後にかけて女流探偵小説作家として活躍した著者は、捕物作家クラブのメンバーでもあり、捕物小説も残している。
その代表的なシリーズが新吉捕物帳で昭和26年から昭和30年にかけて執筆された短編11編、掌編1編の存在が判明している。本書には「組屋敷のお化枇杷」から「龍紋の平打」に至る新吉捕物帳12編を作品年代順に掲載し、併せて捕物作家クラブのメンバーが共同執筆した伝七捕物帳のうちの、大倉燁子が執筆した「身代り供養」と「美女の耳」を収録した。