土師清二氏の本のご案内
土師清二  鏡屋おかく捕物帖
2022年3月20日
大正末期から作家活動を初め戦前には既に人気時代小説作家となっていた著者の代表的な捕物帖。主人公の鏡屋おかくは人足の元締の姐御。持ち前の観察眼と洞察力で、水道橋の岡っ引〆蔵の手助けをして事件を解決する。
昭和20年代末の捕物小説全盛期には永瀬三吾氏の「鯉登(こいと)」と双璧をなしていた姐御の活躍する捕物帖でもある。単行本未収録作品3作を含む19編を収録。