北園孝吉氏の本のご案内
北園孝吉  花牧竜之介捕物帖
第一巻 深川暖簾   2024年4月1日
深川佐賀町に住む浪人、花牧竜之介の捕物譚。昭和25年から42年まで、捕物小説全盛期には定番捕物帖であった本連作は、長編2編、短編41編が執筆された。
元は掏摸の姐御の清元師匠お富、下駄の異名を持つ定廻り同心の佐野七九郎、岡っ引の文吉などを交えた、軽妙な筆致が持ち味の娯楽小説。
第一巻には、いざよい遊女、深川暖簾、紅梅むすめ、水しぶき、本所瓦河岸、賭け女房、掃溜の鶴、どんどこ太鼓、まさかり問答、地獄の暦、さかさ箒、醉いどれ月夜、小指のない男、狂い小町、前だれぎつね、かりんと小路、散りぬるをわかの17編を収録。
     
北園孝吉  花牧竜之介捕物帖
第二巻 満月に参上   2024年5月1日
花牧竜之介の捕物譚。第二巻
長編の満月に参上のほか、和蘭陀屋敷、正気の沙汰、殺され語り、首ふり坂、振袖胡蝶丸、連込み蕎麦屋の短編6編を収録。
     
北園孝吉  花牧竜之介捕物帖
第三巻 二枚目浪人   2024年6月1日
花牧竜之介の捕物譚。第三巻
長編の二枚目浪人のほか、江戸一番の馬づら、お火見占い、めくら駕籠、妙見様の御縁日、松櫛梅櫛、太郎吉河童、茶見世行燈、からくり語りの短編8編を収録。
     
北園孝吉  花牧竜之介捕物帖
第四巻 曼陀羅吹矢   2024年7月1日
花牧竜之介の捕物譚。完結。
第四巻には、日本農業新聞に昭和41年7月より1年間連載で発表された、金魚むすめ、夜の仮面、曼荼羅吹矢、恋慕狂い、初春かんざし、おんな旅笠、黒い罠、駒形心中、丁半お嬢と、単行本未収録であった柿兵衛やぐらの計10編を収録。