近刊・新刊書のご案内
村上元三  加田三七叢書
第九巻 切られお富(下巻)   2023年10月1日
加田三七の登場する全作品、ここに完結。
元御用聞の父を持つ16歳のお富は、女掏摸お栄の邪魔をして以来、執拗な報復を受ける。北町奉行所同心加田三七はお栄の捕縛に尽力するが…。
元禄から明治に至る激動の世の中で、強く生き抜くお富の半生を描く長編時代ミステリ小説。
      
角田喜久雄  角田喜久雄捕物小説集
第二巻 新版大岡政談   2023年9月20日
探偵小説、時代小説で活躍した著者の捕物小説を4巻に集成。
第二巻はには、大岡政談ものの中編小説、怪盗懺悔、恋慕地獄の2編と、美しき白鬼、恋文地獄、逆立小僧の計5編を収録。
怪盗懺悔と恋慕地獄は昭和24年に愛翠書房刊行の「新版大岡政談」所収ですが、のちの単行本や作品集には載っていない作品です。
        
村上元三  加田三七叢書
第八巻 切られお富(上巻)   2023年9月1日
元御用聞の父を持つ16歳のお富は、女掏摸お栄の邪魔をして以来、執拗な報復を受けることになる。北町奉行所同心加田三七はお栄の捕縛に尽力するが…。
元禄から明治に至る激動の世の中で、強く生き抜くお富の半生を描く長編時代ミステリ小説。
        
角田喜久雄  角田喜久雄捕物小説集
第一巻 いろはの左近捕物帳   2023年8月20日
探偵小説、時代小説で活躍した著者の捕物小説を4巻に集成。
第一巻は昭和15年に映画化もされた「いろはの左近捕物帳」の怪異雛人形、鬼面三人組。昭和26年~27年に捕物作家クラブの企画に参加して執筆された「伝七捕物帳」のくちなし懺悔、春色白粉彫、毒を射る毒。他にお加代観音、鬼啾、自殺屋敷、鬼火の唄の計9編を収録。
      
村上元三  加田三七叢書
第七巻   2023年8月1日
脇板の伝八は、酒で正気を失い札差石見屋を殴りつけ加田三七の調べを受ける。三七の配慮で伝八は大坂へ修業に出るが、数奇な運命で会津屋八右衛門により石州丸の料理人として拾われる。ところが阿呆丸と揶揄されるほど巨大な石州丸には秘密があり、伝八はさらに運命に翻弄されることになった。
雄大なスケールと、加田三七の心暖かく粋な計らいが印象に残る長編小説。
        
大佛次郎  幻の義賊
2023年7月20日
岡本綺堂により日本初の捕物小説である「半七捕物帳」が発表された大正6年から、わずか八年後の大正14年に、博文館の大衆雑誌「ポケット」に流山龍太郎名義で連載された長編捕物奇譚。
狭義の捕物小説の型から外れることにより、捕物小説の長編名作を実現した、捕物小説史に残る一編。
        
村上元三  加田三七叢書
第六巻 虹の女   2023年7月1日
加田三七が登場する作品総計80編を網羅した加田三七叢書。第六巻には長編の「虹の女」と、「骨折り和助」、「簪」、加田三七が登場する伝七捕物帳の「金魚めいわく」「酒樽の謎」を収録。
        
川口松太郎  新吾十番勝負
第四巻   2023年6月20日
徳川吉宗の落胤でありながら、数奇な運命をたどった青年剣士、葵新吾の冒険を描く十番勝負。ここに完結。
第四巻は、第八番勝負(後半)、第九番、第十番を収録。
紙幅の制約より、第八番勝負の後半を第4巻に収録しています。ご了承ください。
        
村上元三  加田三七叢書
第五巻 不忍池新景   2023年6月1日
加田三七が登場する作品総計80編を網羅した加田三七叢書。
第五巻には昭和43年から、加田三七捕物帖としては平成元年に発表された最終作まで、黄金仏、いのちの吹替え、雪駄一足首三つ、親の心子知らず、おぼろ月、夏祭宵宮の酒、今戸焼の猫、ひとり萬歳、角兵衛獅子、因果小僧、小悪党、不忍池新景、八丁堀の狐の13編を収録。
        
川口松太郎  新吾十番勝負
第三巻   2023年5月20日
長らく絶版状態で、電子書籍化もされてこなかったのが不思議なほどの痛快時代小説、待望の復刊。徳川吉宗の落胤でありながら、数奇な運命をたどった青年剣士、葵新吾の冒険を描く十番勝負。第三巻は、第六番勝負、第七番勝負、第八番勝負(前半)を収録。
紙幅の制約より、第八番勝負の後半は第4巻に収録します。ご了承ください。
        
村上元三  加田三七叢書
第四巻 尺八一千両   2023年5月1日
終戦直後より40余年にわたって執筆された創作上の人物、加田三七が登場する作品総計80編を網羅した加田三七叢書。
第四巻には昭和37年から43年に発表された、比翼塚、犬、江戸の荒熊、幽霊の仇討、ぼうふら、二人の老女、犬と猫と鼠と、米を食う狐、片腕の骸骨、鬼灯遊女、琉球の簪、尺八一千両、師走の湯、八丁堀貧乏小路の14編を収録。
        
川口松太郎  新吾十番勝負
第二巻   2023年4月20日
昭和32年より朝日新聞に連載されて好評を博し、その後何度も映画化・テレビドラマ化された痛快時代小説、待望の復刊。
徳川吉宗の落胤でありながら、数奇な運命をたどった青年剣士、葵新吾の冒険を描く十番勝負。第二巻は、第三番勝負、第四番勝負、第五番勝負を収録。
        
村上元三  加田三七叢書
第三巻 江戸の小鼠たち   2023年4月1日
映画化された「江戸の小鼠たち」や、単行本未収録作多数を含む加田三七叢書、第三巻。
スペードの女王、百之助の算盤、黄金の轡、花火の夜、奇術師の死、のぞきからくり、はんみょう、かみそり、江戸の小鼠たち、本所狸、忘れ霜、いやなやつ、闇の礫、薬師如来、浮世うどんを収録。
        
川口松太郎  新吾十番勝負
第一巻   2023年3月20日
昭和32年より朝日新聞に連載されて好評を博し、その後何度も映画化・テレビドラマ化された痛快時代小説、待望の復刊。
徳川吉宗の落胤でありながら、数奇な運命をたどった青年剣士、葵新吾の冒険を描く十番勝負。第一巻は、美女丸誕生、第一番勝負、第二番勝負を収録。
        
村上元三  加田三七叢書
第二巻 幽霊三味線   2023年3月1日
著者の創作上の人物、加田三七が登場する作品を網羅した加田三七叢書第二巻。
第二巻には昭和23~26年に執筆された、コレラ騒動、色餓鬼亡者、岡蒸気の女、写し絵の女、生き損いの女、ジオラマ館の殺人、餅菓子心中、馬鹿な女、夜鷹三味線、軽気球の殺人、幽霊三味線、萩の夜の秘密、一本足の鐘つき男、地獄人形の13編と、スピンオフ作品の切支丹屋敷の女を収録。
        
長谷川伸  江戸と上総の男
2023年2月20日
明治八年、司法省の未決監より三人の未決囚が脱獄した。それを追う警視庁の探偵と逃走する犯人たちを描いた長編警察小説。
設立後間もない警視庁や当時の警察制度が描かれるととともに、脱獄犯が逃走中に次第に兇悪化し、冷酷、残忍、かつ卑劣な人間となっていく描写が秀逸な作品。新鷹会の門下生であった村上元三氏をして「著者の代表作の一つとして残るであろう」と言わしめた傑作。
        
村上元三  加田三七叢書
第一巻 むかしの夢   2023年2月1日
著者が「創作した人物だが、もう身内のような存在で、ひとしお愛着が深い」と語る加田三七。終戦直後より40余年にわたって執筆された加田三七が登場する作品は、捕物小説の短編から時代小説の長編までにわたって総計80編に及ぶ。
第一巻にはむかしの夢、子盗り湯騒動、幻の像、艶説鴨南蛮、小唄念仏、夢の淡雪、茨木の腕、白い蘭、火焔琵琶、人肌菩薩、赤い湯煙、毒の花束、からくり行燈、菊五郎巡査、政岡人形の最初期の作品15編を収録。
        
水谷準  瓢庵先生捕物帖
第三巻 赤い匕首   2023年1月20日
瓢庵先生捕物帖全46編を収録した全集、ここに完結。
第三巻には月下の婚礼、狸のお蛇様、鮫女、首吊り証文、夕焼富士、赤い匕首、鼻欠き供養、首無し双六、死人徳利、寝首千両箱、死神かんざし、棺桶相合傘、こんこん騒動、怨讐二筋道の14編を収録。
        

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