近刊・新刊書のご案内
捕物作家クラブ  黒門町伝七捕物帖
第一巻 片輪草履   2026年1月1日
捕物作家クラブのメンバー31名が1話ごとに分担して執筆し、昭和26年から9年7ヶ月にわたって京都新聞に連載された連作捕物小説「黒門町伝七捕物帖」を十八巻に収録。
第一巻には、昭和26年3月~9月に掲載された、片輪草履、火の見小町、翼のある蛇、余燼、十七手殺し、生埋めにされた女、鼠とり、神隠し、櫛、十本の指、女の耳切り、江戸名所図絵、金魚めいわく、裸御免の女、肌を隠す女、くちなし懺悔、獅子ッ鼻のお紺、手なし娘、おしん殺し、馬の笠、身代り供養、三つ目小僧、蔵座敷、徳利を抱く娘、月の中の女、ひとり心中の26編を収録。
    
穂積驚  三日月四郎次捕物帳
下巻   2025年12月1日
昭和31年に「勝烏」で直木賞を受賞した時代小説作家の捕物帳。
昭和23年より雑誌に「歌川光」名義で連載した捕物帖。27編を2巻に収録。
下巻には、浪花の鼠、紅色扱帯、銚子の仙太郎、小町殺し、笛の音狂い、恋外道、達磨の眼、七人目の生娘、水戸屋騒動、路次ほととぎす、むささび小僧、犬娘、後追い心中、二人世之助、蛇三味線、雷の足音、生きている幽霊の短編17編を収録。
     
穂積驚  三日月四郎次捕物帳
上巻   2025年11月1日
昭和31年に「勝烏」で直木賞を受賞した時代小説作家の捕物帳。
南京より復員した直後の昭和23年より雑誌に「歌川光」名義で連載した捕物帳。27編を2巻に収録。
上巻には、中編の泣き笑いの面のほか、お庭番異変、鼓と鯵切、消えた娘、口紅呪文、白粉夜叉、灸点の謎、お小夜の声、江戸の蝙蝠、濡衣草紙の短編9編を収録。
     
穂積驚  青鬼同心捕物帳
2025年10月1日
昭和31年に「勝烏」で直木賞を受賞した時代小説作家の捕物帳。
昭和28年~29年の捕物小説全盛期に神奈川新聞などに発表された青鬼同心捕物帳。「青鬼同心」として昭和29年に単行本化されたが、さらに単行本刊行後に執筆された3編をふくめて復刊。
越前守の眼、笛の音殺し、捕繩祝言、三人目の血、猫の眼は睨む、白粉曼陀羅、恋の濡れ闇、三白眼の鬼、漆屋殺し、白狐のお滝、うろこの謎、かくれ蓑、河童のお百、女影法師、女房大明神、七の日大凶の16編を収録。
     
黒部溪三  手妻の珊次捕物控
2025年9月1日
忍者小説の先駆けとされる黒部溪三氏の連作捕物帖。昭和26年~29年の捕物小説全盛期に発表された、妖魔の影絵、露地裏千鳥、紅絹糸飛剣、乱れ恋焼刃、ほくろ屋敷、師走小判、肌絵秘め賽、足あと変化、辻うら千鳥、咲かず桜、?商魂、虚無僧の眉、御守殿鉄火、待乳の杜蔭、田毎のお鶴の15編を収録。
     
東郷 隆  とげ抜き万吉捕物控
第三巻 茨木の腕   2025年8月1日
多数の時代小説を手掛ける東郷 隆氏の連作捕物帖、全三巻。幕末期の品川が舞台の、芝神明の万吉親分の捕物譚。
第三巻には、平成19年から21年に小説宝石誌に発表された、くちなわ坂、野ざらしの差物、うさぎと猫、茨木の腕の4編を収録。
     
東郷 隆  とげ抜き万吉捕物控
第二巻 のっぺらぼう   2025年7月1日
多数の時代小説を手掛ける東郷 隆氏の連作捕物帖、全三巻。
幕末期の品川が舞台の、芝神明の万吉親分の捕物譚。
第二巻には、がまの守り符、四十七士の飴屋、のっぺらぼう、狸囃子の夜を収録。第二巻以降は、明治29年に速記者の鏑木源太郎が万吉老人に出会って往年の捕物噺を聞き取るという設定をとり、江戸末期、急速に世相が変化する模様が自然に語られている。
     
東郷 隆  とげ抜き万吉捕物控
第一巻 御台場嵐   2025年6月1日
多数の時代小説を手掛ける東郷 隆氏の連作捕物帖、全三巻。
幕末期の品川を舞台に、芝神明の万吉親分の捕物譚。詳細な文献調査に裏打ちされた江戸末期の風俗描写が光る、時代小説作家ならではの捕物小説。
第一巻には、御鷹女郎、御台場嵐、白鷺屋敷、異国の狐を収録。
     
楠田匡介  新三郎捕物帖
2025年5月1日
推理小説作家として知られる楠田匡介氏の連作捕物帖。
昭和27年~31年の捕物小説全盛期に発表された、戯作者の死、盗人源之丞、離魂病、竹細工、鯛ちり、流し槍、消えた男、女湯の怪、狐の聟入り、猫の祟り、海坊主、湯女の怪、独楽殺し、鐚銭殺し、敵討娘諸共、臆病者、南蛮猿、獄門首の18編を収録。
     
伊藤桂一  風車の浜吉・捕物綴全集
第三巻 権現さんの絵馬   2025年4月1日
昭和50年夏に別冊小説新潮で連載の始った「風車の浜吉・捕物綴」43短編が執筆された。本全集は単行本未収録の4編を含む43編を初出日付順に3巻に集成。
第三巻には塀の外の化物、あの世で婚礼、狐の嫁入り、似顔絵の女、旅籠の幽霊、鳥追い姫、妙覚尼の呪術、泣き顔地蔵、紅い遺書、鯛抱き童子、雀罠、権現さんの絵馬、貝殻の謎、枕絵の謎、身投げ月夜、京屋の箱入娘の16編を収録。
     
伊藤桂一  風車の浜吉・捕物綴全集
第二巻 盗んだ絵巻物   2025年3月1日
昭和50年夏に別冊小説新潮で連載の始った「風車の浜吉・捕物綴」43短編が執筆された。
本全集は単行本未収録の4編を含む43編を初出日付順に3巻に集成。第二巻には頸に巻いた扱帯、牡丹のような女、冥途から来た男、青磁の花瓶、盗んだ絵巻物、隠し金の絵図、銀の鶯、幽霊からの文、ムササビが飛ぶ、狐憑きの娘、月夜駕籠、月あかりの渡し場、鶉の呪文、かんざし釣りの14編を収録。
     
伊藤桂一  風車の浜吉・捕物綴全集
第一巻 風車は廻る   2025年2月1日
「蛍の河」で直木賞を受賞した著者は、「静かなノモンハン」などの戦場小説の他に時代小説も手掛けている。昭和50年夏に別冊小説新潮で連載の始った「風車の浜吉・捕物綴」は以降26年間に、43短編が執筆され、テレビドラマ化もされた。
本全集は単行本未収録の4編を含む43編を初出日付順に3巻に集成。第一巻には風車は廻る、絵師の死ぬとき、人魚の言葉、旅姿の心中者、病みたる秘剣、ハゼ釣りのころ、七福神参上、花かんざしの女、狐に似た男、もぐら組異聞、枯葉の散るとき、鯉抱き人夫、甲州屋の犬の13編を収録。
     
三好一光  清吉捕物帖
第五巻 五人の罪   2025年1月1日
「半七」の岡本綺堂の門下生であった著者の捕物帖。
第五巻には捕物小説全盛期終盤の、昭和28年から29年に執筆された作品を中心に、「馬法印」、「夜の鳥」、「肩衣ざんげ」、「五人の罪」、「千ケ寺詣り」、「雪の根岸」、「??とまことの」、「人形の目」、「牛鳴き伝授」、「黄色い灯」、「掛け守」、「百人一首」、「酒中花」短編13作品を収録。
     
三好一光  清吉捕物帖
第四巻 消えた男   2024年12月1日
「半七」の岡本綺堂の門下生であった著者の捕物帖。
第四巻には中編の「消えた男」のほか、「鬼の影」、「旅役者」、「小倉の色紙」、「五の日の御新造」、「芝居番付」の昭和20年代中盤の短編5作品を収録。
     
三好一光  清吉捕物帖
第三巻 春の狐   2024年11月1日
「半七」の岡本綺堂の門下生であった著者の捕物帖。
第三巻には「廻り燈籠」、「弥生花浅草祭」、「斑猫」、「河童の淵」、「春の狐」、「女護ケ島屋」、「薄情者」、「振袖のはて」、「山帰り」、「柳湯の娘」の短編10編を収録。
     
三好一光  清吉捕物帖
第二巻 絵草子の女   2024年10月10日
「半七」の岡本綺堂の門下生であった著者の捕物帖。
第二巻には清吉が岡っ引になる経緯を描いた長編の「絵草子の女」と、「清姫の角」、「若女形の死」、「狂言作者」、「二人の女師匠」、「将棋尼」、「きむらこう」の短編6編を収録。
     
三好一光  清吉捕物帖
第一巻 仁王の怒り   2024年9月1日
「半七」の岡本綺堂の門下生であった著者の捕物帖。終戦直後から連綿と執筆され、長短編合わせ総数は50編に達する。
第一巻には主に昭和20年代前半に執筆された短篇12編を収録。数々の詐欺師が登場する軽妙な作品など、筆者が物語巧者であることを感得できる短編集。
     
額田六福  お役者文三 捕物道中双六
2024年8月20日
岡本綺堂に弟子入りし、のちには綺堂の高弟と称された額田六福の捕物帳。
お役者文三は両国の手妻師、実は盗賊団の首領、「春風あやめ」に翻弄され、東海道を追跡する道中記。旅先で次々に起きる怪事件。
     

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